
あしあとHistory
わたしたちは、千葉商科大学発の環境・エネルギー会社としてスタートし、
これまでは主に大学内の省エネ・再エネ事業を推進してきました。
千葉商科大学における私たちの成果は、
各方面の多くの皆さまにご活用いただけると考えています。

千葉商科大学における主な業務受注歴





PICKUP
(1)ハードウェア・ソフトウェア・ハートウェア(2016年 5月~)
千葉商科大学が環境目標を実現するための取組みを始めたときから「合言葉」としていた三つの柱があります。
- ハードウェア 設備の新設や更新
- ソフトウェア EMSやCMSによる運用改善
- ハートウェア 学生や教職員に対する意識啓発・動機付け
一つ目の“ハードウェア”は、メガソーラー野田発電所の太陽光パネル増設やキャンパスの照明のLED化、非常時に備えての蓄電池の導入、など
二つ目の“ソフトウェア”は、EMS(エネルギーマネジメントシステム)を導入による学内のエネルギーの見える化、空調温度設定の変更、照明の照度調整や間引き、など
三つ目の“ハートウェア”は、利用していない教室の照明や冷暖房の消し忘れをチェックする節電パトロールを実施、夏の打ち水イベントによる省エネ行動の啓発、グリーンカーテン設置による消費エネルギーの抑制、など
千葉商科大学の環境目標達成への取組みで特徴的な“ハートウェア”は、個人の意識変革を目指すもので、具体的行動につなげる意識の醸成(SDGsの「つくる責任、つかう責任」)に直結する活動を学生団体「SONE」が中心となって推進してきました。
■実施中の施策概要(ハードウェア・ソフトウェア・ハートウェアによる区分)

(2)CUC100ワイン・プロジェクト(2019年 3月~)

千葉商科大学の開校90年を機にキャンパス内にソーラーシェアリング施設を設置、太陽光パネルの下でぶどうの栽培に着手。甲州市の白百合醸造さんの指導を得て、開校100周年に市川市産のぶどう100%でできたワインづくりを目指しています。
■千葉商科大学ソーラーシェアリング実験施設 | |
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目的 | 学生によるぶどう栽培の営農実験 |
発電出力 | 8.64 kWp (DC) |
電気の使途 | 自家消費(場内施設へ供給) |
パネル | ルクサソーラー社製 120 W× 72枚 |
インバーター | SMA社製 5.4 kW× 1 台 |
蓄電池 | DMM社製 13.05 kWh×1台 |
遮光率 | 約 43.1 % |
設計施工 | 千葉エコ・エネルギー株式会社 |


(3)打ち水で涼しく大作戦(2019年 7月~)

「打ち水で涼しく大作戦」は、千葉商科大学の「自然エネルギー100%大学」の活動の一つとして実施しているもので、打ち水によってクーラーに頼らない涼しさを体感することで省エネ意識の醸成と節電行動を促進することを目的に、毎年7月に一週間ほど、昼休みの時間にユニバーシティダイニング前で実施しています。打ち水には環境に配慮して二次利用水を使用、イベントの企画・運営は、学生や教職員の省エネ意識向上などを推進する学生団体「SONE」が担っていて、打ち水の効果の検証も行っています。
(4)断熱ワークショップ(2022年 10月~)
2018年 3月にスタートした学生団体SONE(Student Organization for Natural Energy:自然エネルギー達成学生機構)は、学生や教職員の省エネ意識向上などを行う学生団体です。「学生に無理をさせない省エネ」を基本に、学内の省エネ調査や大学への提言、学生の意識を高めるためのイベントなど省エネ啓発活動を展開しています。
その一つとして 2022年から卒業生が経営する建設会社の支援のもと、学生が教室に断熱改修を施すDIYワークショップを行っています。

2023年に壁の断熱化と窓の二重窓化を施した教室の効果測定をその冬に行ったところ、隣の教室の壁面温度より 5.3度の室温アップを確認し、効果が実証されました。
3回目となる 2024年度は、1964年に建てられた建物の学生談話室を対象としました。この部屋は寒くて利用率が低かったのですが、今回のワークショップで断熱施工を行うほか室内レイアウトや備品などに学生のアイデアや要望も取り入れて、快適に過ごせる空間として生まれ変わりました。
当社はこの活動を全面的に支援しています。

(5)大木戸ソーラー発電所(2024年 4月~)

2024年 4月に竣工。6月よりオフサイトPPAにより発電した全量を千葉商科大学へ送電しています。地元の農家さんから 3,996㎡の土地をお借りしてソーラーシェアリングによる発電を行い、パネルの下ではさつまいもを育てています。